1990年8月、旧ソ連(ロシア)のサハリン(樺太)から全身の80%の大ヤケドを負った3歳のコンスタンチン君が、国境を超えて北海道へ運ばれ、札幌医科大学付属病院の緊急治療で一命を取り留めたできごとにより、広く一般に知られるようになりました。
この治療に用いられたのが、繊維メーカーのユニチカが開発した水溶性キトサンで作られた人工皮膚『ベスキチンW』でした。
生体は、その中に異物が侵入した場合、免疫学的に排除しようとする力を持っています。
それを拒絶反応といいますが、水溶性キトサン製の人工皮膚は拒絶反応が出ません。
また、使用後は、体内にあるリゾチームの作用で自然に分解・消滅します。
つまり、人間の皮膚が再生する間の理想的な保護膜の役割を果たし、しかも、本来の皮膚が再生すると、保護膜は自然に消えてくれるというすぐれた特性があるのです。 |